そろそろクリスマスのメニューはどうしよう、と考えているのではないでしょうか?そうですよね。そこで私たちは昔ながらの伝統的なコチニージョ・アサード(仔豚のロースト)を使ったメニューを考えました。年に一度の大切なひと時に最もふさわしいのは、やはり最高の料理ですから。
もうすぐクリスマス、家族みんなの顔がパッ明るくなるような最高の、しかも簡単なレシピは無いかと私たちは一足先にネットの海へ飛び込んでいます。
コチニージョが王座に付くこの時期にピッタリのメニューを来週までに3つご紹介したいと思います。
さて、そのパート1は古典的なメニュー、伝統的なコチニージョ・アサード(仔豚の丸焼き)を取り上げます。といっても要は何を付け合せるか?そこが今回の提案のミソになります:
魚介とエビのクリーム、カリカリのビーツ添え
コチニージョ・アサード、はちみつとマスタードのビナグレット味サラダ
トゥロンのムース、ブラックチョコレートのコポーがけ
コチニージョ・アサード(仔豚の丸焼き)の作り方
(レシピを全部読むのは大変だという方は、ここをクリックすると簡単お手軽な「試して損はない、コチニージョの作り方」のイラスト入り解説があります。)
コチニージョ・アサードは、以下の方法ですと、とても簡単に作れます:
オーブンを180℃に予熱します。仔豚の腹側から、背皮を傷つけないよう注意して頭から尻尾へ向かい背骨に沿ってナイフで切り込みを入れ、内側に塩をします。
素焼きの容器に、コチニージョが底に付かないよう当て木をします。当て木の上に背が下になるよう(仰向けに)コチニージョを乗せ、容器にコップ1杯の水を張ります。準備ができたらオーブンに入れ、1時間30分焼き、そこで一度取り出してひっくり返します(背を上にする)。この時、皮下に空気が入ってしまわないよう軽く皮に串を刺します。再びオーブンに入れ更に75分焼きます。75分経ったら最後に温度を200℃まで上げ、そのまま15分間、表面がパリっとしたキツネ色になるまで焼き上げます。
魚介のクリームの作り方
魚介のクリームを作るには、まず良いダシを取らなければなりません。そのために、まずチヒロエビとクルマエビの殻を剥き、頭を外し、脚と尾を取り除きます。一方、鍋に油を敷き、アンコウと魚介の頭を入れて炒めます。ここへニンジン、長ネギの白い部分、ワケギ、ニンニク1片を加えさらに炒めます。色が付いてきたらひたひたになるまで水を加え、ローレルの葉1枚とコショウ数粒を入れて煮立て、沸騰したら、そのまま20分間煮ます。
別の鍋で赤ピーマン、長ネギ、刻んだワケギ、残りのニンジンを入れ、濃縮トマトペーストを大さじ1杯加えます。また先ほどの鍋のアンコウの骨を取り除き、クルマエビのミソを出して、濾し、ダシを用意します。
炒めた野菜に十分火が通ったら、盛り付け用にチヒロエビ6匹分の身を取り分けて、その他の魚介の身とスライスしたパンを入れ、スイートパプリカ(ピメントン・デ・ラ・ベラ)大さじ1杯を加えます。ブランデーを足して火を回し炎が消えるまでフランベします。ここへ先ほど作ったダシを加え、塩で味を整えてから15分ほど煮ます。
最後にこれをミキサーにかけ、よく攪拌してから濾して滑らかなクリームにします。取り分けておいたチヒロエビの身をビーツとともにソテーして盛り付けます。
はちみつとマスタードのビナグレット味サラダの作り方
ビナグレットの作り方はとても簡単です。ボールにディジョン・マスタード大さじ2杯と良質のはちみつ大さじ2杯を入れ、酢を足して泡だて器で滑らかな均一の状態なるまでよく混ぜ合わせます。ここへオリーブオイルを好みの量だけ加え塩で味を整えます。これをサラダや先ほど用意したメインディッシュにかけて出来上がりです。
トゥロンのムースの作り方
最後に、或いは最初に、どちらでもいいのですが、おいしいトゥロンのムースを作りましょう。ゼラチンは器に入れ水に浸しておきます。十分ふやけるまでそのまま置いておきます。枠を外せるタイプの型を用意し、フィンガービスケットを敷き詰めて、砂糖を水に溶き今回は更にリキュールも加えた薄いシロップで、ビスケットをよく湿らせます。
卵を卵黄と卵白に分け、卵黄に砂糖、牛乳、リキュール少々を加えて混ぜ合わせます。これを沸騰させない程度の中火にかけ、さらにかき混ぜます。ここへふやかしておいた板ゼラチンを加え溶かします。ゼラチンが溶けたら砕いたトゥロンを加えてトゥロンが溶けるまでよく混ぜます。生クリームは泡立てておきます。
卵白を角が立つくらいに泡立てます。先ほどのゼラチン液に泡立てた生クリームを加え、均一になるようよく混ぜ合わせます(その後、泡立てた卵白も同じように混ぜ合わせます)。全て混ぜ合わせたら、ビスケットを敷いた型に生地を流し入れ、数分冷やします。
最後にチョコレートのコポー(削りチョコレート)かローストアーモンド(好みで)で飾ります。
2時間冷やして出来上がりです。
コチニージョ・アサード(仔豚のロースト)を使ったクリスマス・メニュー
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Ingredientes
- コチニージョ・アサード(仔豚の丸焼き)
- コチニージョ(仔豚)4.5~5kgのもの1匹
- ラードか、なければオリーブオイル(適宜、ツヤ出しに塗るため)
- 塩(好みで)
- 魚介のクリーム
- クルマエビ12尾、チヒロエビ6尾
- ソフトな風味のバージンオリーブオイル150ml
- ローレルの葉3枚
- ワケギ2束、紫玉ねぎ2個
- 太めの長ネギ2本
- ニンジン8本
- 濃縮トマトペースト 大さじ1杯
- ブランデーまたはコニャック250ml
- トーストしたスライスパン4枚
- 塩・コショウ(好みの量)
- 水
- 生のビーツ
- はちみつとマスタードのビナグレット味サラダ
- レタス、その他様々な葉物野菜
- チェリートマト
- ディジョン・マスタード
- ローズマリーのはちみつ
- リンゴ酢
- アルベキーナ種のエクストラバージンオリーブオイル
- トゥロンのムース
- トゥロン・デ・ヒホナ(柔らかいタイプのトゥロン)350g
- 卵2個
- 生クリーム200ml
- 牛乳100ml
- 砂糖50g
- 板ゼラチン6枚
- コアントロー 少々(好みのリキュールでも可)
- フィンガービスケット
Instrucciones
上手なコチニージョ・アサードの作り方
オーブンを180℃に予熱する。仔豚の腹側から、背皮を傷つけないよう注意して頭から尻尾へ向かい背骨に沿ってナイフで切り込みを入れる。
内側に塩をする。
素焼きの容器に、コチニージョが底に付かないよう当て木をし、その上に背が下になるよう(仰向けに)コチニージョを乗せ、容器にコップ1杯の水を張る。
コチニージョをオーブンに入れ、1時間焼いたら、一度取り出しひっくり返す(背を上にする)。皮下に空気が入ってしまわないよう軽く皮に串を刺す。(好みで、背中にハケでラードを塗る)
再びオーブンに入れ約60分焼く。その後、温度を200℃まで上げ更に15分焼いて、むらなくキツネ色になり皮がパリッと仕上がるよう焼き上げる。
塩で肉汁の味を整える。